地球温暖化 日本の影響
地球温暖化に進む中で、日本における影響はどれくらいあるのか?
今後の地球温暖化に伴いどのような変化がでてくるのかまとめてみました。
地球温暖化への日本の影響
<地球温暖化からの気候の変化>
[1] 気温の変化
20世紀の100年間(1901~2000年)で、日本の平均気温は約1 ℃上昇した。
特に都市部ではヒートアイランドの影響も追加され、東京では約2.9 ℃上昇。
また、真夏日、熱帯夜の日数も都市部を中心に増加、真冬日の日数は減少した。
[2] 降水量の変化
地域によってばらつきがあるが、時間降水量50 mmを超える大雨の発現回数はやや増加傾向にある。
降雪量は一部の地域において減少している。
[3] 海水位の変化
1970~2003年において、日本沿岸では年間2 mm程度海面水位が上昇している。
<地球温暖化からの身近な自然への影響>
[1] 高山植物
北海道アポイ岳では、キタゴヨウの生育高度の上昇に伴い、ヒダカソウなどの高山植物が減少し、ハイマツ等が拡大。
中部山岳ではハイマツの枝先が枯れる現象が確認され、温暖化による積雪深の減少で、雪の保護効果が小さくなっていること
が要因の一つと考えられている。
[2] 植物の開花時期
ソメイヨシノ(サクラ)の1989~2000年の平均開花日は平年(1971~2000年)より3.2日早くなった(全国89地点)
イロハカエデの紅葉日が1953~2000年に約2週間遅くなった。
[3] 昆虫の生息域
1940年代には九州や四国何部が北限であったナガサキアゲハが1980年代から和歌山県、兵庫県など、2000年以降は
関東地方でも確認されている。
亜熱帯から熱帯に生息する南方系のクマゼミが、2001年には東日本でも確認された。
熱帯性のスズミグモは1970年代までは西日本のみで確認されていたが、1980年代には関東地方でも確認されるように
なった。
[4] 動物の生息域
近年、マガンの飛来時期が遅くなり、旅立ち時期が早くなった。越冬地が本州のみならず北海道にも拡大。
個体数も増加傾向にある
キツネ、テンなどが白山の標高2000 m以上での生息が確認されている。
[5] 海洋動植物への影響
ウミガメの産卵・ふ化場が北上し、屋久島が北限の種であるアオウミガメは、宮崎県、鹿児島県で産卵・ふ化が確認された。
南方系のタコ、カニ、魚類などが北上した。
沖縄県本部町の近海などでサンゴの白化現象が発生した。
また、エンタクミドリイシ(テーブルサンゴの一種、熱帯)は生息域を北方へ拡大し、天草で確認された。